この記事では、ボードゲーム専門のメディアやレビューサイトの評価・レビュー数、SNSで話題になったもの、よく目にするものなどから、4人プレイに向いているトリックテイキングを9作品選びました。
今まさに多くの人に遊ばれている人気のボードゲームや、発売から時間が経っても評価され続けている名作ボドゲなど、良いなと思ったものや筆者の視点含め紹介していきます。
トリックテイキングの何が面白いのか?
なぜトリックテイキングはこれほど面白いといわれるのか、そしてなぜ敬遠されることがあるのか。両方の側面からトリテの魅力について以下記事で考察しています。気になった方は読んでみてください。
4人で遊べるトリックテイキングのおすすめ
紹介していくなかで、難易度についてはBGGのWeightを参考にしています。記載しているベスト人数もBGGからになります。
難易度の主観的な参考としては、次のような感じになります。
1(簡単)~2(ちょいむず)~3(難しい)~5(激難)
5本のキュウリ

| プレイ人数 | 2~6人 |
| ベスト人数 | 4~5人 |
| プレイ時間 | 約25分 |
| 対象年齢 | 8歳 |
| 難易度 | 1.31 |
「5本のキュウリ」は、7回目のトリックだけは勝ちたくないっていう逆転発想のトリテ。
スートも切り札もなくて、ただ数字の大小だけで勝負するシンプルさなのに、「今出すべきか我慢すべきか」の駆け引きがめちゃくちゃ熱い。トリテ初心者にもおすすめしやすい名作。
重要なのは最後!勝ったらいいとは限らない緊張感

1〜6回目は勝っても負けても普通なのに、7回目だけ勝つとキュウリ(ペナルティ)をもらっちゃう。
だから最後の1枚をどう残しておくかが超重要で、「あえて弱いカードを温存する」みたいな普通のトリテと逆の考え方が求められるのが面白い。
スートがなく、数字の大小だけで勝負が決まるので遊びやすい
マストフォローとか切り札とか覚えることが一切なくて、ただ大きい数字が勝つっていうシンプルさ。
ルール説明が一瞬で終わるから、トリテ未経験の人がいる卓でも気軽に遊べるのがうれしいポイント。
4人プレイがおすすめな理由
「5本のキュウリ」は、4人だと最後のトリックで誰が押し付けられるか予想しやすいちょうどいい人数感。
脱落方式なので人数が多すぎると待ち時間が長くなってしまいます。4~5人がちょどいいと思いました。
1人負けが確定したときに、一番キュウリの本数が少ない人が勝ちでもいいと思います。
ペッパー

| プレイ人数 | 3~9人 |
| ベスト人数 | 4、6人 |
| プレイ時間 | 約45分 |
| 対象年齢 | 10歳 |
| 難易度 | 1.38 |
「ペッパー」は、とにかくトリックを取りたくないトリテ。
マストフォローで切り札もないシンプルなルールなのに、「1」のカードを最後まで持ってるとマイナス点、しかも同じ色のトリックも全部マイナスになるっていう仕掛けがピリッと効いています。
古くから遊ばれ続けている、人気トリテデザイナーコンビ作の名作です。
シンプルなルールでトリテ入門としても遊ばれている
マストフォローで切り札もなしっていう、トリテの中でも一番ベーシックな形なので、ルール説明があっという間に終わります。
初めてトリテに触れる人でも苦労することなく遊べて、トリックテイキングという駆け引きの深さに気づいていくのにいいかなと思います。
ペッパー(1のカード)が面白い

このボードゲームはとにかくマイナス点にならないことを目標にしています。
ペッパー(1のカード)を引き取らなければどれだけ勝ってもずっと0点。トリックをいくら取ろうが、最後まで「1」を回避できていれば失点はゼロ。
逆にペッパーを持ったまま終わると同じ色のカード全部がマイナスになるから、「取る・取らない」の緊張感がクセになります。
4人プレイがおすすめな理由
ペッパーは3〜9人まで対応してるけど、4人だとペッパーカードの行方や誰がどの色を持ってるかを覚えやすくて、カウンティングの駆け引きがしっかり効いてくる気がします。
人数が増えすぎるとパーティー寄りになる分、4人ならガチめの読み合いを楽しみたい人にちょうどいい。カードが6色あるので、6人もベストとされています。
スカルキング

| プレイ人数 | 2~6(8)人 |
| ベスト人数 | 4~6人 |
| プレイ時間 | 約30分 |
| 対象年齢 | 8歳 |
| 難易度 | 1.73 |
「スカルキング」は、海賊たちが宝を取り合うビッド式トリックテイキングです。
何トリック取れるかを予想して、当たったら得点になるシンプルな仕組みですが、個性豊かな特殊カードがいっぱい合ってそれが楽しい。人気・名作どちらの側面も持つおすすめの定番です。
※旧版は6人まで新盤はカードが増え8人まで対応。
ビッド(勝利数の予想)が悩ましく面白い
手札を見て何トリック取れるかを宣言し、予想がぴったり当たれば高得点、外れれば減点というシビアなルールが緊張感を生みます。
みんなのビッド宣言からどうなるかを読みつつ、自分の宣言をどこまで攻めるか考える駆け引きが一番面白い。
特殊カードが難しくも楽しい展開を生んでくれる

人魚や海賊、白鯨、クラーケン、スカルキング本人など、通常のマストフォローを覆すカード同士がジャンケンのように絡み合い、一発逆転の展開も生まれます。
強いカードを持っていても油断できない緊張感と、噛み合ったときの「よっしゃ!」って感じがクセになるポイントです。
4人プレイがおすすめな理由
スカルキングは最大6人(8人)まで遊べますが、4人はちょうど特殊カードの絡み合いがほどよく発生する人数に感じました。
人数が多いほど特殊カードの絡み合いが増して運要素の強いパーティーゲーム寄りの盛り上がりになります。
4人ならビッドの読み合いや特殊カードでひっくり返る運要素のワイワイ感、どっちも楽しめるバランスがいい塩梅です。
知略悪略

| プレイ人数 | 4~6人 |
| ベスト人数 | 4人 |
| プレイ時間 | 約60分 |
| 対象年齢 | 10歳 |
| 難易度 | 1.85 |
「知略悪略」は、マストフォローなし・切り札なしのメイフォロー系トリテ。
好きなカードを自由に出せる分、逆にどう出すかで頭を悩ませる独特な一本。
1999年発売の隠れた名作が近年リメイクされて、じわじわ人気を集めています。

メイフォローで好きなカードを出せる
マストフォローの縛りがないから理論上どのカードでも出せるんだけど、逆に「自由すぎて何を出すのが正解かわからない」っていう新感覚の悩ましさがあります。
1トリック内で使えるスートは3色までっていう制限もあって、単純な自由さじゃなくて計算された自由さが面白い。
取ったカードによって得点が変わるのが面白い
4色のうち2色に集中して取ると得点アップだけど、3色4色と手を広げすぎるとどんどん得点が下がっていく仕組みです。
「このトリックは取っていいのか」「わざと負けても問題ないのか」を色のバランスで判断していくのが、最後まで気が抜けないて面白いです。
4人プレイがおすすめな理由
知略悪略はそもそも4〜6人用のゲームで、4人は基準となる人数です。
4人で遊ぶと色の被り具合や誰が何色を集めてるかが一番読みやすいバランスです。色を集めやすく押し付けしやすい、情報量が把握しやすくてルールの独自性をしっかり味わえると思います。
※現在入手困難
キャットインザボックス

| プレイ人数 | 2~5人 |
| ベスト人数 | 4人 |
| プレイ時間 | 約30分 |
| 対象年齢 | 13歳 |
| 難易度 | 2.05 |
「キャットインザボックス」は、シュレディンガーの猫がモチーフの変わり種トリテです。
カードには色がついてなくて、出す瞬間に自分で色を宣言するっていう、普通のトリテとは根本から違うルール。
矛盾(パラドックス)を出さないように頭フル回転させるのがめちゃ面白い、人気の高いボドゲ。

カードの色(スート)を自分で宣言するのが面白い
手札のカードは全部「無色」で、出したタイミングで「これは赤!」みたいに自分で決めて行きます。
でも、今まで出た色とか数字と矛盾しちゃダメだから、頭の中で消去法しながら宣言する感じです。
パラドックス(矛盾)起きた瞬間の「あちゃー」って空気もクセになります。
ビッドと陣取りがセットになってる

何トリック勝てるか予想しつつ、実際にカードを出すたびにボードのマスも埋まっていくから、トリテなのに陣取りゲームみたいな盤面の広がりも楽しめます。
単純な勝ち負けだけじゃなくて、マスの繋がり方でも得点が変わってくるのが奥深い。
その分、ちょっと難しいと感じる人が多い気がします。
4人プレイがおすすめな理由
キャットインザボックスは2〜5人対応で、4人だと場に出ている色や数字の情報量がちょうどよく増えて、やり応えが増してきます。
3人は軽く遊ぶ、5人はチェックが大変になってくるという感じで、4人がベストな人数と感じました。
難易度が少し難しい分類になるので、ガチ勢が集まるときにでもおすすめです。
ポテトマン

| プレイ人数 | 2~5人 |
| ベスト人数 | 4人 |
| プレイ時間 | 約40分 |
| 対象年齢 | 10歳 |
| 難易度 | 1.43 |
「ポテトマン」は、じゃがいもキャラたちが繰り広げる「マストノットフォロー」という珍しいルールのトリテ。
すでに出された色と同じ色は出せないっていう縛りの中で、一番大きい数字を出した人がトリックを取る仕組み。
見た目はゆるいのに中身はガチな駆け引きがある名作です。

マストノットフォローという独自ルールが楽しい
マストフォローともメイフォローとも違って、「もう出た色は出せない」っていう制約があります。
手札の色構成をどう配分するかが超重要で、普通のトリテとは違う頭の使い方をするのが新鮮で面白い。
勝った時のカードによって得点が変わる
赤は大きい数字が多くて勝ちやすいけど、勝った時の得点は低め。
逆に黄色は数字が小さいから普段は勝てないけど、赤の最大数字16〜18に黄色の最小数字1〜3をぶつけると逆転勝利できちゃう。
弱いはずのカードが土壇場でヒーローになる瞬間がめちゃくちゃ気持ちいい。
4人プレイがおすすめな理由
ポテトマンは2〜5人対応で、どの人数で遊んでも余りカードが出るから完全なカウンティングはできない設計になっています。
4人だとその「読み切れなさ」がちょうどよく、ガチガチにならずに気軽にワイワイ遊べる。トリテ初心者を混ぜた卓でも盛り上がりやすい人数です。
七つの予言

| プレイ人数 | 3~4人 |
| ベスト人数 | 4人 |
| プレイ時間 | 約25~35分 |
| 対象年齢 | 10歳 |
| 難易度 | 1.50 |
「七つの予言」は、魔法学校を舞台にしたビッド系トリテ。
普通のビッドは「何トリック勝てるか」を予想するけど、このゲームは「各トリックで自分が何位になるか」を全部まとめて予言する変わり種。
ルールはシンプルなのに、みんなが未来を知ってる前提での読み合いが熱い、じわじわ人気の新作。

順位ビッドという独特のビッドが面白い

「何トリック勝つか」じゃなくて「1位を2回、2位を1回…」みたいに全ラウンド分で何位を何回取るかを先に宣言する。
普通のビッドよりさらに先読みが必要で、当たった時のスッキリ感と外れた時の阿鼻叫喚っぷりがクセになります。
リードスートがすべて公開されているので戦略の立てがいある
全トリックでどの色を出さなきゃいけないか(リードスート)が最初から全員に公開されています。
だから運要素は薄めで、自分の手札とリードスートを見比べれば理論上どのトリックで勝てるか計算できます。でも相手も同じ情報を持ってるから、そこからの心理戦がめちゃくちゃ楽しい。
4人プレイがおすすめな理由
七つの予言は3〜4人対応で、4人だと順位の種類(1位〜4位)がフルに使われるから、順位ビッドの読み合いが一番濃く発生する人数です。
予想が外れても他のところでつじつまが合うこともあるので難易度は易しめ。トリテ初心者を混ぜた4人卓の入門編としてもおすすめです。
ザ・クルー:深海に眠る遺跡

| プレイ人数 | 2~5人 |
| ベスト人数 | 4人 |
| プレイ時間 | 約20分 |
| 対象年齢 | 10歳 |
| 難易度 | 2.05 |
「ザ・クルー:深海に眠る遺跡」は、会話禁止で挑む協力型トリテ。
マストフォローで切り札もあるオーソドックスな作りなのに、喋っちゃいけないせいで「今これ出していいの…?」ってハラハラが止まらない。
前作から続く人気シリーズの正統進化系で、名作の名にふさわしい一本。

協力要素のトリテと言えばザ・クルーと言われるほど人気で名作
「ザ・クルー」は、全員で力を合わせてタスクカードの条件をクリアすれば勝ち、失敗すれば全員負けっていう完全協力型トリテです。
しかも会話禁止だから、相手の意図を手札の出し方だけで読み取らなきゃいけない。クリアできた時の「やった!通じ合えた!」って一体感が最高に気持ちいいです。
切り札の黒カードがポイント
黒のカード(1〜4)は常にどの色より強い切り札になってて、ここぞという場面で使えるかどうかが勝敗を分けます。
切り札を温存するか早めに使うか、協力プレイなのにジレンマがちゃんとあるのが面白いポイント。
4人プレイがおすすめな理由
深海に眠る遺跡は2〜5人対応で、4人だと会話禁止の中でも「誰が何を持ってそうか」の推測がちょうどいい情報量になります。
少なすぎず多すぎない人数感で、初めて協力トリテに挑戦する4人グループにもおすすめしやすい。
ヴァス・シュティッヒ

| プレイ人数 | 3~4人 |
| ベスト人数 | 4人 |
| プレイ時間 | 約60分 |
| 対象年齢 | 12歳 |
| 難易度 | 2.38 |
「ヴァス・シュティッヒ」は、トリテマニアの間で「変態トリテ」なんて呼ばれるほど複雑な一本です。
手札は配られるんじゃなくて自分で選んで作るし、切り札は親しか知らないっていう情報の偏りもある。
プレイ時間60分とガッツリ系だけど、ハマる人は本気でハマる名作扱いの怪作。

カードをドラフトするのが珍しい
ラウンド開始前に「一番多くトリックを取る」「1トリックも取らない」みたいな目標をまず選んで、それに合わせて場に並んだカードから自分の手札を組み立てていきます。
普通のトリテは配られた手札で戦うのに、「ヴァス・シュティッヒ」は手札作りの時点からすでに勝負が始まってるのが新鮮です。
切り札の情報が非対称になっている

切り札を知ってるのは親だけで、他のプレイヤーは親がどのカードを取ったかを見ながら「たぶんこれが切り札だろう」って推理しなきゃいけません。
論理パズルみたいな読み合いが延々と続くから、頭を使いたい人ほど夢中になれるかも。
4人プレイがおすすめな理由
ヴァス・シュティッヒは3〜4人対応で、4人だと親以外の3人で情報を出し合いながら切り札を推理する展開になって、駆け引きの面白さが一番出る人数です。
プレイ時間も長めなので、ガチのトリテ好きが集まる卓でじっくり遊ぶのにおすすめ。
まとめ
今回は4人で遊ぶのにぴったりなトリックテイキングを紹介しました。どれも同じ「トリテ」でも遊び味が全然違うので、気分やメンツに合わせて選んでみてください。









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