
あー!勝っちゃった!これで負けなのか〜!

今勝ったのに、負けたって不思議(笑)

これがブードゥープリンスの面白さなんだよ。勝つより“抜け方”が勝負!
勝ち抜けするタイミングが勝負所の『ブードゥープリンス』。シンプルなのに頭を使います。

さっそく、ルールや評価・レビューなど確認していきましょう。
ブードゥープリンスの基本情報

ブードゥープリンスはどんなボードゲーム?

降霊魔術を行うが、最後まで残らないように勝ち抜けを目指す。
よくあるトリックテイキングではあるが、3トリック獲得時点でゲームから抜ける。そして全員のトリック獲得数が得点となる。
しかし、最後になった人は自分のが獲得したトリックのみの得点となるので、最後から2番目に抜けることを目指すゲーム。

勝ちすぎるのもダメってことか。

最初に連続で勝つのは危険だね。
プレイ人数・プレイ時間
![]() | 2~5人 |
![]() | 20分 |
![]() | 2回 |

準備/片付けやルール説明の時間を考慮すると、30分ぐらいかかるかもしれません。

ブードゥープリンスの遊び方・ルール
ブードゥープリンスの遊び方・ルールをちょこっと簡単に紹介。
ゲームの目的
トリックを獲得し、適切なタイミングでラウンドを抜け、多くの得点を獲得する
勝利条件
最も得点を多く獲得した人の勝利
終了条件
5ラウンド終了
基本の進行フロー
※プレイ人数によって枚数や回数が変わります。4人プレイ想定での説明。
- 準備
カードを配る。マストを決める。
使用するカードは5色の各0~12番。カードを配り、切り札カードを1枚公開する。
- トリックの勝者を決める
カードを1枚ずつ順番に出し、トリックの勝者を決める
マストフォローあり(親が出したカードの色を持っている場合はその色のカードを出す。マストフォローできない場合は、好きなカードを出す)。
トリックを獲得できるのは、同じ色の場合数字が大きい方が強く、複数の色が出ている場合は、切り札の色>親の色>その他となる。
特殊カードVoodoo Prince | Image | BoardGameGeek ・「0」:ブードゥードール
同じ色の最高値のカードが出ている場合、そのカードが勝者となったら逆転勝利できる。
・「5」「7」:トリックの分割
「5」か「7」でトリックを獲得した場合、トリック獲得数が2になる。規定回数のトリックを獲得したプレイヤーはラウンドを抜ける。
【プレイ人数 2人:7、3人:4、4~5人:3】ラウンドを抜けたプレイヤーは、自分以外のプレイヤーが獲得したトリック数分が得点となる。最後まで残ったプレイヤーはそのプレイヤーが獲得したトリック数が得点となる。
次の親はトリックを獲得した左隣のプレイヤーになる。ラウンド終了時はそのラウンドで最後に残った人が次の親になる。
- ゲーム終了
5ラウンドでゲーム終了
獲得した得点が一番高いプレイヤーが勝利。

トリックテイキングを知っている人にとっては、「0」「5」「7」が特殊なだけか。

そうだね、そこまで複雑じゃなく、シンプルなルールになっていると思うよ。
戦略・攻略のポイント

最初に「5」と「7」を出すのは危険!あえて勝たせてすぐにラウンドを抜けさせるということを狙ってくるかも。

ブードゥープリンスの魅力・面白さ
ブードゥープリンスで遊んでみて面白かった点や魅力、評価ポイントについての紹介です。
勝っても負けても得点が伸びる独特のルール
ブードゥープリンスの最大の魅力は、勝っても負けても得点になる“脱落タイミング”ルール。
早く抜ければ確実に点を稼げるが、遅く残れば高得点も狙える。
この独特のバランスが、毎回スリル満点の展開を生み出します。

1番と最後にはなりたくないゲーム性ですね。
“勝つ”より“勝ちすぎない”がカギになる新感覚トリックテイキング
トリックテイキングなのに、勝ちすぎると不利になるという逆転の発想。
どのタイミングでブレーキを踏むかが勝負の分かれ目。
勝利を狙いすぎると痛い目を見る――そんな新感覚の駆け引きがブードゥープリンスの魅力です。

ビリにならないようにと早々に2勝すると危険!
ルールがシンプルで理解しやすい
カードを出して勝負するだけのシンプルなルール。
初心者でもすぐに理解できるのに、プレイ中は常に頭を使う絶妙な奥深さ。
誰とでもすぐ遊べて、遊ぶたびに違う展開が生まれる手軽さが魅力です。

トリテを知らない人でもすぐに理解できるのがいいですね。
ブードゥープリンスのデメリット・注意点
ブードゥープリンスで気になった点や注意点のレビューです。
「5」「7」について良く忘れる
「5」と「7」でトリックを獲得した場合は、2トリック扱いになるのを忘れがちです。
1トリック獲得していて、「7」で勝利し2トリック目と思っていたら、特殊効果を忘れていたなんてことがよくあるので注意してください。
トリテが苦手な人は合わないかも
シンプルで遊びやすく、純粋にトリック数を取りに行くゲーム性でもなく、特殊カードで程よいアクセントにもなっていますが、「トリテが苦手」「トリテはちょっと」という人には合わないかもしれません。
ブードゥープリンスのBGG評価
BGG(BoardGameGeek)でのブードゥープリンスの評価は以下の通りです。
![]() | 2868位 |
![]() | 7.1点/10点中 |
![]() | 1.61/1:簡単~5:難しい |
![]() | 5人 |
Amazonでのブードゥープリンスのレビュー
Amazonでのブードゥープリンスのカスタマーレビューは以下の通りです。

※トリックテイキング初心者目線からのレビューです
ボードゲーム初心者3人+トリテ初心者2人(ボードゲーム経験者)でプレイした感想です。
結論から言えばとても盛り上がりました!
初心者にもわかりやすく、トリックテイキングの入門としてちょうどいいと思いました。
特に、このゲームの”みそ”でもあるトリックを3回取ったら”抜ける”というシステムが非常に受けがよく、後半になるにつれて
「あー!これしかだせねー!」
「頼む!これの数字より大きいの出ろ!」
という、苦悶な声がところどころ聞こえて、ボードゲーム初心者・経験者問わず楽しめました。
ブードゥープリンスの口コミ・評判
SNSでの評価・レビュー
ブードゥープリンス2024版
ブードゥープリンスは、「多言語版」「日本語版」「日本語2024年版」があります。
2024年版は、旧版と比べて箱のサイズが少し小さくなっています。
ブードゥープリンスの拡張版・オンラインについて
拡張版はあるのか?

拡張は確認できていません。
オンラインプレイはできるのか?

確認できていません。
ブードゥープリンス 評価&レビュー | 口コミや実体験で分かる魅力を徹底解説のまとめ
ブードゥープリンスは、切り札ありのシンプルなトリックテイキングではありますが、勝ちすぎるのはダメなボードゲームです。
3トリック獲得でラウンドを抜けますが、その時の他のプレイヤーのトリック数全てが得点になるので、後半に抜けた方がお得です。ただし最後になってしまったら、自分のトリック分だけの得点になります。
本当の勝利を手に入れるには、程よく勝って程よく負ける調整が難しく、他のトリテにはない魅力になっています。

気になった方は、ぜひ遊んでみてください。
ボードゲームは、すぐに売切れになりやすいです。また、プレミア価格など店舗によって値段も違うので各店舗確認してみてください。

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